この「ベクタープラネット」は昭和58年の年末に発売告知がなされたものの、未発売に終わったG C E社（後のFG M）による幻のファミコンソフトである。今回FG M社の協力の元、発見されたソースから特別にカートリッジが作成された。同社の根幹技術であるベクタースキャンモニタの画像をスプライトの組み合わせで表現しようと試みた、非常に実験的な側面の強い作品となっており、技術者集団の高い技術力が誤ったベクトルで発揮された作品である。同社はこれ以降、FCソフトから撤退している。